悲しい時は、中立測度変換

下げ続きですが、今日の下げは一段とお洒落度が増してますね。そんな中私は勝ってると言いたいところですが残念ながら相当飛ばしてます。やはり親しみのある円が一番わかりやすいのでいつも円ベースでPLを見ていますが、あまりにも凄まじく減っているので気分を変えてUSD表示で見ています。

この低金利の中、勇気を持って挑んだ円Long Position(総資産に占める割合は60%程度)のお陰で、USDベースで見ると大体FlatのPLです。

私のモニターはボタン一つでAsset Valueの表示通貨を変えるだけでなく、Neutral Currency(中立測度)も変えるようにしてあるので、PLは、通貨によって全く違ったものになります。
例えば、円資産をドル評価で見るとValue Change=S(t)*JPY/USD(t)-S(0)*JPY/USD(0)
S(t)=今のAsset Value (そのAssetのLocal Currencyで見た)
S(0)=比較基準時点のAsset Value (Local Currency)
JPY/USDはマーケットコンベンションの逆なので、106円の逆数で、0.0094XXとかいう数字です。
JPY/USDは、円高の時には上がるので言葉と数値が一致している気持ちの良い定義です。
為替は常に、マーケットの習慣とは関係なく、Asset通貨/Neutral Currencyで定義します。

PL=Value Change(%)は大体Asset Change(%) + Currency Change(%)になりますので、
株が2%下がって、円が1%上がるとUSDでは-1%のPLになります。
Global Assetを管理する際、通貨の変化を無視したPLの定義(S(t)-S(0))*JPY/USD(t)も存在するようですが、どの通貨にいくら張るか自由に選べる(責任を問われる)個人投資においては、その見方はあまり好きではありません。

日本に帰る気が無い割にはかなりがんばってZero金利通貨をLongしたつもりです。もうちょっとイケると思っているので円LongはKeepします。
この発言が実はキーで、私はモニターのNeutral Currencyを選択できるように使った時から日本から脱出を計画していました。この測度変換は、単に負けを認めたくないという「負け惜しみ」と取られる事が多いのですが、もし自由に住む場所を選ぶことができるなら、測度変換は有効になると考えています。
言い換えると、為替で負けた場合のダメージは、その通貨をPhysical Settleし、快適な実生活をボコボコに売られたやっすい通貨で実現することにより消し去ることができるということです。

これが私が金融資産をこよなく愛し、家を買うことを嫌う理由です。一般には「まず衣食住の住を固めた上で、余裕があったら株式投資でしょ?」と言われます(ピーターリンチも言ってました)。家を買う=その国に住む=為替の負けはいつの日かする損切り確定ということになります。食事や生活にかかる金をコストとするならば、それは負債と評価されるので、それが為替で変換できるようにしておくことこそ、家を買うことに勝る、より良い資産形成でだと考えています。
あ~、はやく来い来い永久居民~♪

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