アラブとイスラエル パレスチナ問題の構図2

やはり、金融->ユダヤ->イスラエルという流れで、誰しも行き着く問題ようです。 
http://blog.livedoor.jp/beststandard1/archives/374589.html
では、昨日の続きで、パレスチナ問題について。

第二次中東戦争 の背景 (1956年スエズ危機)

イスラエル建国の承認の背景
アメリカ 1948年は大統領選挙の年で、トルーマンはニューヨーク州選のユダヤ票が必要だった。
ソ連 イスラエル建国により、イギリス帝国主義の力が中東から後退すること。
    イスラエルにおいて社会主義の影響が強いことがスターリンの印象をよくしたのかもしれない。

エジプトの完全独立を目指し、自由将校団が1952年にクーデターを決行、エジプト王政を崩壊させた。
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ナセル・・・、個人的な意見としては、なかなか気品のあるお顔立ち。良い男だ。
Titoとのツーショットは対照的で笑えるわ。

権力を掌握したナセルは、スエズ運河の主権とナイル河のダム建設を掲げた。この要請を
1875年にスエズ運河会社の株を買収したイギリスは、エジプトの軍隊が弱体すぎることを理由に拒否。
イギリス・フランス・アメリカは、エジプトに対する兵器の供給を拒否し、ソ連が供給した。
これは中東武器市場における西側の独占を打破するものであった。
ナセルはソ連を信用しきれず、いざというときの武器輸入を考え、中華人民共和国政権を承認し、
エジプトへの経済を支援を予定していたアメリカとの関係を悪化させ、アスワンハイダム建設資金が凍結。
ナセルはスエズ運河国営化をもって、建設費用を充当すると表明し、イギリスとの関係を一気に緊張させた。
フランスは、当時激しくなっていたアルジェリアの独立運動をナセルが支援しているものと信じ、
イスラエルは、エジプトがソ連製の兵器で強大になる前に先制攻撃をかけたいと望んだ。
こうして、3国連合軍が、エジプトへ突入し、エジプト軍を圧倒した。

ところがアイゼンハワー・アメリカ大統領(共和党)とソ連が軍事干渉し、3国の撤退を求めた
大統領選挙前、ユダヤ票を意識し、イスラエルとの連合軍に対し強い態度は取れないという読みが外れた。
なぜか?
ユダヤ票は伝統的に民主党支持なので当てにできなかった。
現職でノルマンデー上陸作戦を指示したアイゼンハワー将軍は国民的人気を博しており再選が危ぶまれる
立場に無かった。
ハンガリーで民衆の反ソ蜂起が発生し、ソ連が軍事力で鎮圧していたが、世界の目をハンガリーに
集めることでソ連をけん制しようとしていた。その矢先にスエズで戦争が始まり、世界の目が中東に移る中
フルシチョフは戦車部隊をブタペストに突入させハンガリーの反乱を押さえ込んだ。

第3次中東戦争 1967年 6日戦争

イスラエル軍がシリア方面に集結しているとの情報がソ連からナセルへ伝えられた。
スエズ戦争以降、エジプト・イスラエル間に展開していた国連軍の撤退をナセルが求め5月16日撤退した。
その次の週、エジプトは、チラン海峡の封鎖を宣言、これはイスラエルが唯一持つ港から紅海、インド洋に
通じるルートの遮断を意味し、戦争行為に等しかった。
6月5日、イスラエル空軍の奇襲で戦闘が開始され、レーダー網をかいくぐるために超低空飛行で300機のエジプト空軍機を破壊し、シリア・ヨルダンの空軍も撃滅、昼までにアラブ側の空軍が全滅した。
6月11日戦争が停止されたときには、エジプトはガザ地区とシナイ半島、ヨルダンは西岸地区全域を、
シリアはゴラン高原をイスラエルに奪われていた。

イスラエル軍の強さの秘訣

1)兵員の質と組織力
 ホロコーストという異常な体験をしたシオニストたちが作り上げたユダヤ人国家イスラエルは、
 戦争の中で生まれ、戦争の中で成長してきた。常に敵意に満ちた隣人に囲まれて生存してきたため、
 安全保障という面には特に敏感で、その防衛の重責を担っているのが女性を含む国民皆兵の市民軍である。

2)諜報機関モサド
 イスラエルという国が世界からのユダヤ人の移民でできあがっているため、世界各国の言葉を
 母国語として話し、その習慣に詳しい人間が多く、スパイとして送り込むのに最適の人材に恵まれている。

3)中東唯一の核保有国
 核の保有を肯定も否定もしないのがイスラエルの政策である。これは日本に寄港するアメリカ
 海軍艦艇の核兵器搭載に関して肯定も否定もしないアメリカの立場とよく似ている。

4)防衛費の出所
 重税、50%を課し、国家予算の25%が国防費で、金額にして60億ドル。
 様々な形でのアメリカからの援助があり、諸説があるが年間40億ドルと言われている。

PLO パレスチナ解放機構

戦争に敗れたアラブ世界は、ナセルに変わる新しい英雄を求めていた。そこに登場したのがパレスチナゲリラ
ヤセル・アラファトであった。
1968年ヨルダンのカラメ村付近の戦闘において、侵攻してイスラエル軍をゲリラが撃破した。
イスラエル側の死者29名、戦車4両、装甲車両4両が放棄された。
エジプト・シリア・ヨルダンの3軍を6日で壊走させたイスラエル国防軍に義理らが勝利を収めたという
神話と伝説をアラブ世界は何よりも必要としていた。
その後、ゲリラ組織の力の高まりを背景にアラファトはPLOの議長に就任。
ファタハという最大派閥を支配しているからである。
最大派閥を維持できる理由は、資金力。アラブ産油国からの太いパイプがあった。

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Comments [4]

失礼します。

エゾさんが急?にアラブとイスラエル問題に関心を寄せられたのは、どうしてですか?
「ユダヤ=金融」ってのは、通常えせウヨの短絡思考なんで、まさかエゾさんがと思いまして。...

ちょっとしつこくなりますが、お許しを。

> 金融とデリバティブ以外にもう一つテーマがありまして

つい最近の読者なんで、この「もう一つテーマ」はまだ発見していません(笑。
推測すると、経済変動の根幹の1つである「政治問題=民族意識=宗教問題」ですかね~。
シンガポール、タイ、ミャンマー、カンボジア、インドネシアも含むと思いますが、
日本では考えられないほど、この手の問題が経済に直結していますからね。
ビンゴであってほしい(笑。

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