闇将軍

話題のO沢さん、それからN中氏のお話。予定の順序を変更して読んでしまいました。
随分、ネットで人気があるみたいですね。O沢さん。

私の友達(2チャンネラー)も、今にしてではなく、昔から
「O沢とK丸は、笑っていても、顔が悪の顔。」(ワルじゃなくてアクと発音してました)
「悪事は隠せない。顔に出る。O沢の顔を見ろ。」
などと嫌悪感をあらわにして斬っていました。

私はそれらの意見に相槌を打ちつつも、
私自身も似たようなことをよく言われるので、O沢氏には顔的に親しみを覚えます。

N中氏は「O沢氏は岩手のボンボン」と二世議員であることを馬鹿にしていたようですが

「一郎がね、天神さんの坂を上っていたら、お母さん坂道はつらいだろう、疲れるだろう。
僕が押してあげるよと言って、背中を一生懸命押してくれたんだよ。」

みたいな優しい子・貧しい環境なエピソードも書いてありました。
貧乏ネタに弱いので、毎朝の通勤MRTで涙腺がゆるかったです。

なにやら楽しげな話題が書いてあったので、以下にまとめます。
話題のN松は少し出てきましたが2003年の本なので・・・。

コワモテO沢氏の恫喝会見

日本のマスコミは、自分たちの意見を言わず批判だけする卑劣で人間性の無い集団だ
と痛烈に批判した。
朝日新聞の記者をにらみつけながら
「PKO国連平和維持活動、国際貢献について、朝日新聞は社論を出していますか?
 出していないでしょう。そういうことを私は言っているんです。」
社論と記者個人の意見を同じとみなし、記者を責め立てる光景は傲慢ないやがらせにもみえた。

岩手の大型建設案件

胆沢ダム 鹿島
日向ダム(釜石市) ハザマ・地崎工業
早池峰ダム(脾貫郡)鹿島・佐藤工業

中条武彦

1991年3月 不自然なかたちで秘書を定年退職。秘書の定年なんて聞いたことが無い。
1989年リクルート系エヌ・エフ・ケイは土地転がしに多額の融資をしていたことが明らかになったが、
そこの役員、東京佐川急便事件に関連した芝興産の役員もしていた。
o沢の金庫番と称されたりもしたが、関係者からは、裏方の地味な存在だったとの証言が少なくなかった。

小田島明

1993年12月6日岩手県久慈市の国家石油備蓄基地への工事資材納入をめぐって、小田島が
納入業者から1億2千万円もの手形を借りたまま返さず、その業者が倒産する
というトラブルが発覚。
小田島は事件発覚前後から失踪したままである。
事務所側の説明では、「小田島元秘書がいたのは10年ほど前からで、5年ぐらい前に辞めた」とされ
たが1969年o沢氏初当選の直後からカバン持ちをしていたはずで、
1968年o沢の父佐重喜が死亡後、o沢家の財産分与に身内のように関わっていた。

o沢にとって触れて欲しくない裏の金集めの舞台

1984年に設立されたサンホワイト(本社赤坂、前身の社名は天命技研)で小田島は経理担当者
としてゼネコンから「口利き料」という名目の手数料を得ていた。
サンホワイトの登記上の業務は不動産の取得処分。土木建設の設計・請負、有価証券の保有・
管理金融業などだが、小田島が中心にしていたのは、大手ゼネコンとo沢をつなぐ窓口。大手ゼネ
コンが受注した工事に下請け業者をかませるのも小田島の仕事。大手からも下請けからも金が入る
システムができていた。
通常官公庁への口利きを頼み、その影響力で工事を受注した場合は、受注金額の3%というのが
相場。加えてサンホワイトの場合、当時のバブル経済の真っ只中で土地ころがしをしていた疑いもある。
サンホワイトは国会近くの赤坂のビルの6階にあったが、その8階には以前金丸信の秘書・生原正久が
住んでいた。1階には政商として名をはせた小針暦二がオーナーだった福島交通の東京営業所。
このビルにはなにやらいわくありげな人物がうごめいていた。

小田島失踪の原因

マキヨシ(江東区大島)1985年設立 社長は小田島の妻。小田島自身も取締役、中條の妻が
監査役についていたこともある。業務の実態はサンホワイトと同じで業者の口利きだった。
事件の発端は1988年。石油備蓄基地の工事でコンクリート壁面をとめるロックボルトを納入しよう
とした新宿区の商事会社の役員が小田島に対し、基地のタンクトンネル工事を受注していた鹿島
へ口をきいてくれるように依頼。小田島がそれを実行したため商事会社はマキヨシに450万円の手
数料を支払った。
1990年に入り、今度は小田島がその商事会社に借金を依頼した。
商事会社の役員は石油備蓄基地の件でお世話になったからと額面1億2千万円の手形を渡した。
ところがそれは返済されることなく商事会社は不渡りを抱えて倒産する羽目になった。

防衛利権

著書 日本改造計画 核武装を意識した、有事の自衛隊の役割に踏み込んでいる。

日本戦略研究センター設立は、旧田中派の防衛産業への食い込みの大きな布石だった。
理事11名のうち元統合閣僚会議議長など自衛隊最高幹部OBら7名、うち5名は川崎重工業、
三菱重工業など大手防衛産業の顧問についていた。全役員35名中6名は新政党の国会議員
で占められていた。

F15は一機136億円。1986年からの10年間で105機購入、それだけで1兆4千億。そして
アメリカなどからこうした兵器を仕入れる際、関連部品の国内生産やライセンス契約のかたちで
三菱重工や川崎重工といった大手企業がからむ。さらにその下請け、孫請けとして
電子機器やコンピュータからネジ一本に至るまで実に多くの日本企業が関与する。
しかも機密に関わるとの理由で、公開入札は行われないのが慣例だという。いわばゼネコンよりも
ずっと不透明なかたちで"天の声"が出ている可能性がある。

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