世界一レベルの低いDerivatives Investorが生まれた理由

博打のしかたを見れば、その人の人間性がわかる。一般によく言われることです。
デリバティブとは世界最大級の博打であると言ったことから、これを読みかえると
エキゾチックデリバティブを見れば、その国の国民性がわかるのです。

いわゆるVanillaは標準モノゆえに、世界各国同じなわけですがエキゾチックは個性があります。
その個性=違いこそが、国民性の表れなのです。

人が博打を楽しむには、経済的余裕があるに越したことはないでしょう。そしてそれを続けるには、いつもカモ
られてばかりでは資金がすぐ底を尽きるので、最低限の教養、博打に対する理解が不可欠です。

同様にこれを国家とデリバティブに展開すると
デリバティブが盛んに取引される国家には、ある程度の経済発展とフィナンシャルリテラシーが不可欠なのです。
ですから、世界一レベルの低いDerivatives Investorというのは悪口のように聞こえるかもしれませんが、
数多ある世界の国家の中で、国家として必要不可欠な最低限要素は既にあり、その次を目指す余裕がある
勝ち組国家と褒め称えた上で、その勝ち組の中では世界一レベルが低いと言っているのです。

前置きが長くなってしまいました。

さて、世界一レベルの低いDerivatives Investorの台湾ですが、その特徴は

1.台湾株のデリバティブは法律で禁止されています。かつPhysical Deliveryも違法です。
2.新しい商品(Structure)が好き。

台湾人が一番詳しいはずの台湾株のデリバティブが禁止なのです。
1が引き起こす弊害は、デリバティブを組成する際に銘柄に対するこだわりが無くなるのです。
想像してみてください。日本株以外で何知ってます?欧州企業って何社言えます?
アメリカ企業の名前は知ってると思いますがJNJとPGの収益構造の違いは?って答えられる人皆無でしょう?

これが、Luxury Basket(世界のブランド),Auto Motor Basket,Casino Basketなど
その会社名聞いたことあるから買いと言っているのと同義で、この思わず苦笑してしまうようなテーマBasketに
基づく5銘柄以上のWorstデリバティブが生まれやすい環境を作ったのです。

かつPhysical Settleがありませんから、株が下がった時には、単に金が減ったという印象を生みやすく
その損失が株式投資から来ているものであるというところに結びつきにくい点も上げられましょう。


2.は一見すると常に新しい商品、世界で唯一の特殊な商品が実際に台湾にはあるため、デリバティブ先進国
という勘違いをしてしまいますが、残念ながらそれは素人的考え
です。

1.の理由ゆえに投資家たちはName(Underlying)による区別がつきにくいので、金融機関は差別化の
ためテクニカルなStructuringに走る傾向があります。
台湾も日本もアジアですから、Premiumを払ってOptionを買うという感覚はハイネットワース層にはありません。
つまり、アジアの典型、Optionを売ってPremiumをもらうPut Short型に帰着するわけです。
Put売ってるわけですから、Maxは決まっていて、Maxが表面金利で表示されています。
株が下がった場合には、Cash Settleですから利付きで株を買ったという気持ちにはならず、最初に思ってた
よりも来ない=やられたという感情を生みやすく、一度やられた商品だから同じ商品は買いたくない
という心理が働きます
いつも違うStructureやってるから、いつまでも商品特性を学べていないのです。
原因と結果の相互作用なわけですが、この悪循環に嵌ったまま、いっこうに流行の商品が定まる気配がありません。


これは補足的な説明になりますが、
台湾の一部のハイソサエティは香港にお金を持ち出していて、彼らは台湾人であっても香港のリクエストとして私に
認識され、いわゆる台湾のリクエストは、ドメスティックなリテールのリクエストが多くなることも要因の一つといえましょう。

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