インド旅行 文明という環境汚染

インドに限ったことでは無いが、私の旅行の目的は国家を見ること。国家を知ること。
(金銭的な理由、金融取引などの目的の場合もあるんだが・・・それはロマンがないのでさておき)

定義すら明らかでない国家は、確かに存在するのだが、漠として捉えにくい。国家を見ることは、世界遺産や遺跡を
見ることではなく、民を見ること
だと私は考えている。もちろんインドには長い歴史があり、遺跡などを見て、その歴史を
感じたりすることはできようが、主役はあくまでも今を生きる民。民なくして国家無し
遺跡めぐりなどの観光に奔走し、民を見ないとは、本末転倒で、金を使って旅行している意義が薄れるというものだ。

くどいようではあるが、民を見ていても感じざるを得ないので、もう一度書くと、中国と同等のレベルのエマさを期待して
いるとそれは大きな勘違いであり、中国に比べ、10-20年は遅れている
と言われていることを強調しておきたい。
GDP、人口、国土面積は、確かに国家を示す重要な数値であるとは思うが、そこにいる生の民の姿もまた、国家を
示す重要なファクターであることは間違いないと思う。


とまぁ、非標準的な私の価値観を一緒に行った友人に押し付けるのは大人じゃありませんね。
ということでタージマハールを見に行きましたよ・・・。その全てのプロセスに苦労があったので勉強にはなりましたがねぇ。

詐欺にカモられながらも苦労して手に入れたチケット。
電車は実に沢山の階級車両にわけられ、ACつまりエアコン付かそうでないかと1等から3等まで合計6クラスくらいある。
デリからアグラまで200km、移動時間3時間半をエアコンなしはきついと思い、エアコンの2等にTryしてみた。
料金にして450INR(=900円)となる。長距離列車なので寝台席だがあまりすわり心地は良くなく、ACの効きも
今ひとつ弱い。

デリからアグラに電車で向かう途中、多くのスラムらしき集落が見受けられた。すさまじいゴミの山。
しかし、そのゴミはよく見ると、プラスチックやビニールのような人口的な素材の集合体で自然に
溶け込まないカラフルさが電車からも見ることができた。

デリから離れるにつれ、人が少なくなりスラムも無くなる。人が居るところが一番汚い。
インド人のモラルと衛生観念の問題なのだろうか?
葉っぱのお皿で食事をし、食べ終わったら皿を捨てて自然に帰すという習慣の人たちの中に、突如としてプラスチックを
持ち込んだのは誰だろうか?

道には馬糞なのか牛糞などが落ちていて、臭いを放ち、ハエが飛んでいるというようなことも少なくない。
糞の臭い立つ道端で売っている果物にはハエがたかり、「ぬぉっ、なんと不衛生な・・・」と無神経な私でも思ってしまう。
一方で、虫一匹居ない整備されたゴルフ場や穴一つ開いていない野菜を見て、不自然に思わないというのもおかしな
話である。
昔日本に居た時、農家から直送された無農薬野菜を調理していると、葉は虫が食った穴だらけ、調理していたら、虫
の死骸が湯面に浮いてきた
のを見て、「ぐぇぇ・・・気持ち悪い・・・。無農薬だからなぁ。目には見えないけど、虫も生き
られないほどの農薬が普段食べている野菜にかかっている
のはわかる。たとえ、体に悪くても農薬たっぷりの普通
の野菜の方が良い。」と料理していた人が言った。私も彼女の意見は同意できるし理解できる。
しかし、実際に野菜を作っている農家が、自分たちで食べるものとして無農薬野菜が選択されていることも事実である。

私の正直な気持ちを書けば、このようなインドの状態を不衛生と感じざるを得ない。しかしそれは、農薬をかけながら
野菜を作ったことのない知らぬが仏の私の主観であり、蔑みを含めたものいいではないことを加えておきたい。
私、そしておそらく多くの日本人が思っている衛生的で便利な先進国的な生活も主観的に捉えれば、穴一つ開いて
いない不自然な野菜を食べて満足している状態に近いのかもしれない。

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Comments [2]

TB有難うございます。
私たちの快適に見える生活のウラにある「不健康な現実」とインドの「不衛生」との対比はなかなか興味深い視点だと感じました。

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