株メール Q5.具体的な銘柄選び

>そろそろ具体的に買う株を物色し始めたんだけど、ナスダックでも会社大杉なので、
>まず産業を絞って研究しようと思ってるんだけど、そのスタンスでおっけだよね。

>取りあえず、バイオテクノロジー攻めようかなって思った。
>(理由:ナスダックでバイオ関連株で抽出できるので、会社が絞りやすいことと、なんか
>アメリカの方がバイオ関連進んでるらしいこと、でもバイオはもうマーケットが伸びないとか
>いってる人もいてちょっと不安。)

>なんかアドバイスとかありますか?
>こんな産業はどう?とか。


業界全体を買いたい場合は、ETFを使ったIndex買いができますよ。
個別で100倍の夢をみたいのですか?
個別の場合、バイオ産業全体の興隆よりも、その会社がデカクなるかどうかです。

バイオと言っても広いので、バイオの何に成長を期待しているのですか?
バイオに対する専門知識が無いと絞り込むのは難しいと思うのですが・・・

専門知識がない場合、財務データで好みの指標を満たしているかどうか?
が一つの判断材料
になると思います。私は嫌いな方法ですが、PERが15倍以下とか・・・。

例えば、私が買っている夢系銘柄は、ロケットベンチャーです。宇宙には夢があります。
その会社の顧客はNASAでスペースシャトルが飛ぶ時の化学反応起爆剤や、車のエアー
バッグの起爆剤など、瞬発エネルギー化学材料を作っています。

私が買った当初は、今よりもっと小さな会社で、キャッシュが潤沢にありましたが、05年に自分
よりも大きい会社をM&Aで飲み込み、キャッシュを使い果たし負債を背負いました。

>バイオだと遺伝子組み換え作物の研究してるとこか、養殖技術の研究してるとこ。

>軍需関連も昨日の夜から調べてるけど、罫線見たらロッキードマーティン以外はどこも
>同じような動きしてるよね。タイミング的に今買ってもあまり上がりそうにない気がする。
>ロッキードマーティンはいいかも。あー、ギリシャでも破綻して、もう一回不況になればいいのに。

>AMDもちょっと気になるな。
>今、バランスシート調べてるところだけど、AMDは政治的につぶれない予感がする。
>ここつぶれたらインテルが独占禁止法に引っかかるとかないの?
>選び出したらますます迷ってきたw

>遺伝子組み換え作物の研究

Monsanto (MON US)とかは?
ぱっと見、悪い会社じゃなさそうですよ。
時価総額30bilだから、あんま考えないで買っても良いくらい大きな規模の会社です。
ただ、遺伝子組み換え作物の売上・営業利益比率くらいは調べてみてはいかがでしょう?


>軍需関連も昨日の夜から調べてるけど、罫線見たらロッキードマーティン以外はどこも
>同じような動きしてるよね。

軍需は面白くないですよ。
顧客は国家だし値段も営業も自由にできない規制産業ですから。

私もファッションで持ってます。見栄ですな。

>あー、ギリシャでも破綻して、もう一回不況になればいいのに。

そういう時、つまり08年10月に、2ちゃんの連中が何を書いていたか思い出しましょう。
「貨幣経済・資本主義の終焉だー! 株は全部0円になるーーー!!
陰謀だ、ドルは崩壊だ、ロスチャイルドだ、イルミナティーだーーー!!」
インターネットの情報集めなど、しようという気になれません。

>今、バランスシート調べてるところだけど、AMDは政治的につぶれない予感がする。
>ここつぶれたらインテルが独占禁止法に引っかかるとかないの?

インテルをANAに置き換え、「JALを潰すはずが無い」と言って死んだ人を私は知っています
株主価値が0になるのと、会社が消滅するのは、同値ではないということをお忘れなく。

JALの株は最後は1円売り気配で終わりましたが、Mさんも働いてるし、JALの飛行機も相変
わらず飛んでいる
のです。


>コメントありがと、あとイルミナティにワロタ。
>下のホームページで、ナスダックのコード入れると、財務諸表の簡単な分析してくれるん
>だけど、これある程度は参考にしていいの?
>http://ediunet.jp/


財務諸表上の数値は参考にして良いですが、分析内容は賛同しかねます。ロジックは自分で納得
したものにすべきであり、ブラックボックス化されている他人の評価など、気にしない自信が必要です。

>時価総額<発行株数X株価ってことだよね?

時価総額:=発行株数X株価

です。ですから倍率は1倍になっています。このブラックボックスロジックの期待成長率というのが
曲者
です。この世によくありがちなロジックだと仮定して、彼らがどうやってやるかというと、過去
数年分の数値に対して定規を引くのです。

収益価値=期待成長率考慮後純利益なわけですが、純利益が
09年 100
08年  -10
07年  120
06年 80
05年 60

という推移に対して線を引く、数学的には回帰直線という言葉になります。
そこから推定される純利益なのです。

ところがこの方法は、一度、大きなマイナスを出すと傾きが負になってしまいます。
その時、安値で売ることになるでしょう。

例えば
09年 150
08年 -120
07年 70
06年 60
05年 50
04年 40

と推移しているような会社の場合、08年の安値で売ってしまうことになりますなぁ。

この手のモデルのもう一つの欠点。それは財務の後追いでしかないのですよ。発表した後で始め
て反映される。株価は通常、確定前の利益予想に基づいてバリュエーションされます。
なので、決算をしめた後の結果ではなく、まだ見ぬ決算の予想値に反応するのです。


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