マハティール アジアの世紀を作る男3/4 ~自国民批判

「マレー・ジレンマ」 民族問題に対するマハティールの考え。この著作は単にマレー人優先主義を訴えるだけではなく、マレー人の特性や弱点にまで容赦の無い考察が加えられていた。まず、マレー人の特性として「礼儀正さ」、「上の者への敬意」、「謙虚さ」、「アモ(抑えに抑えた末の突発的な感情の爆発)」などで、自分の殻と人種の枠の中に閉じこもる傾向が強いと分析している。さらに遺伝学的にみて、マレー人は長い歴史の中で近親結婚を繰り返してきたため劣等化したと分析している。この説は、医学博士でもあるマハティールが意思として幾千ものマレーの人々を診察した経験に裏打ちされているので、説得力がある。

>全体的にこの本はデリケートの部分やタブー視される部分にまで遠慮会釈なくメスを入れており、・・・

って、民族の劣等性など最もデリケートな部分ではないか! 普通、民族の優等生を創作して、国民に夢を見させ、誘導するのが定説だと思うのだが・・・、器が違うねぇ・・・。やりおるわ。

ではなぜマハティールは激しい批判が起こることが確実なこの本を書いたのか。それは第一に植民地時代の英国資本が華人資本に吸収されつつあったため、国内の資本の9割が華人に握られるようになり、このまま放置しておけば、さらに格差が拡大して、経済面で華人がマレーシアを支配するという構図が固定化してしまうあせりがあったからだ。昔から温暖で豊な土地で暮らしてきたマレー人は、あまり働かなくても生きていけた。そのため経済観念などほとんどなかったといってよい。一方中国人たちは中国南部の貧しい土地から裸一貫でやってきた人たちである。誰もが一旗あげようと死に物狂いで働いた。この両者を同じスタートラインに立たせて競わせれば結果は火を見るよりも明らかである。こう主張して彼はマレー人優先の原則を国家のルールとして確立するように求めた。
 もう一つは、あけすけにマレー人の特性や弱点をさらけだし、ショック療法でマレー人の民族意識を鼓舞することである。マレー人の弱点となっている性質を、不愉快な争いを嫌い、人生の厳しい現実に立ち向かうことを嫌がる伝統的な無気力さ、と規定した上で、「マレーの苦境を是正しようという努力は少ししか試されていない。現在マレー人の間には中国人の経済支配が安定性をもたらし、国を豊かにしてくれるという考え方が支配的なようだ。マレー人は今、裕福な国の貧しい市民に甘んじて自助努力をストップするか、あるいはこの国の裕福な人たちの域に達するように努力するのか、どちらかを選択する瀬戸際に立たされている。」 とマレー人にハッパをかけている。


民というのは、自らに対して否定的な指摘が正しければ正しいほど、感情的になってその指摘を受け入れられないものである。そして、改善、成長する機会を失い続けるから、その地位に安住するのである。 by エキゾ

「マレー・ジレンマ」は出版後たちまち物議をかもし、発禁処分となった。この本が出版された1970年は民族問題に関する公開討論が禁止されるなど国中にはりつめた空気が漂っており、政府派この本のもたらす影響を恐れたのである。

ははは、予想通りの民の反応。

マレーシア版意識改革

農業国から工業国へシフトするには、国や企業は効率よく機能し、人々が「やる気と自信」、それに「労働倫理」を身につけなければならない。日本や韓国はこの条件を満たすことができたからこそ、世界に質のよい製品を売りまくり、高度成長を達成できたのである。とくに隣国、シンガポールは徹底した意識改革を行い、薄汚れた港町から"東洋のスイス"に変身を遂げつつあった。立場上、口にこそ出さないが、マハティールはシンガポールの発展も視野に入れていたことだろう。
「遅刻厳禁令」 公務員の勤務時間は午前8時から午後4時までと決められていたが、それまでは8時に家を出ればよいという解釈だった。タイムカードの導入により、朝のラッシュは8時半から7時半に繰り上がった。

> これね・・・今もまだ直ってないのよ。業者のクセに主語が自分なの。「客の俺が10時と言ったら、お前が10時にここに来い。10時に家を出るな! このボケがぁ!」 と何度も言わせんなよ。なんでこの人怒ってるんだろう? とか思ってるんだろうなぁ。マハティールも怒ってるぞって今度言ってやるか。

「ティーは庁内の食堂に出前を頼め」 外に出て仲間と茶を飲みながらくつろぐのは彼らのささやかな楽しみだった。どの官庁でも午前と午後の二回、公然と行われていた。

いててて・・・、これは俺だ・・・。トレーディング部門に席を置きながらトレーディングアワーに長時間、席を外すことが公然と行われていた。発注するのは俺の仕事じゃないし、忍者部隊だった俺は、他部門との交流と架け橋というお題目の下、情報収集(アンダーライング別各種専門家との意見交換)・諜報活動(他社商品動向調査、 直接他社に電話して営業本部が商品性を理解しているかどうか確認したことだってあるぞ!録音されたテープをもとに、金融庁にタレこんだら逮捕っちゅーくらい説明力不足だったがな!)・資源奪取(IT予算確保、余剰資源探索、人的資源引抜)・撹乱作戦(営業部隊を煽って新商品申請を通させるwwとか)等々の工作活動がけっこう忙しいんだよ。言ってることわかるだろう? 席に座ってたらできねーんだよなぁ・・・こういう活動は。忍者のクセに自分の意志で動いていて、営業部隊の陽動作戦は常に被害者がかなり多かったのでよく怒られた。しょうがねぇだろ。そのリスクが欲しくなったんだよ。この俺が。

【エクデリ・デスク、現場の光景】
2010.11.30: シブすぎデリバに男泣き ~女っ気もなく派手でもなく
2010.10.18: 三田氏を斬る ~今回は同意、でも笑える
2009.10.06: Black-Scholesは間違っている2
2009.09.29: Black-Scholesは間違っている
2010.08.05: 証券検査官Ⅱ インサイダー
2010.05.06: とても難しいImplied Volatilityの計算
2009.04.23: ウキウキする新人
2008.06.13: 腐れ社員の功罪
2008.05.28: 腐れ社員の告白



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