春のタイ 後編 ソンクランのはしご 6/8 ~Sai Nueangのソンクラン

パタヤ1号の友人が服屋を屋台出店しているのでそこのお手伝い。ラコステとアディダスのぱちもんをぶちまけて売っている。見ていてどうしても気になったので、聞いてみた。ユニクロのフリースのように整然と色とサイズごとに並べ、サンプルとして一枚手に取れるようにおいておけば良いじゃないか。これでは売っている商品の全容がお客様にわからない。服をかき分けて探す必要があるのか?? と聞いた。「店は当然そうしているが、屋台は別なんよ。」というような答えが返ってきたが、どうも釈然としない。次の日は昼からお手伝いだったので、ずっと見ていたのだが、信じがたい事象が目の前に。

「これが民の物欲というものか・・・」



服に群がる民どもの姿、白人もインド系もタイ人も、かき分けて手にとって、試着したりしてる。群れが人を呼び、このかき分けて商品を探す効率の悪さがまた群を作る。その姿、私が最も嫌悪する物欲にまみれた民の姿そのもの。今回、私の側近であるパタヤ1号は、セルサイド側だから問題無いが、側近がバイサイド側だったりすると、私はそれだけで吐き気をもよおしてしまう。必要なものを時間をかけずに、なるべくコストをかけずに買う、という消費しかしたことが無い私には、不必要なものを時間をかけて、安物買いの銭失いをすすんでやろうとする民の物欲、消費意欲がどうしても理解できない。しかし、この大勢の群集を見よ。国籍も性別も年齢も様々だが、必死に買い漁るこの姿、これが民というものだ。将来的に、たとえ横の居る女が物欲丸出しで、買い手に回っていたとしてもそれを嫌悪しないように努めなければならない。

しかし、Sai Nueang南下中に、私は民として買い物をしている。伸びた髪をまとめるヘアゴムをパタヤ1号からもらっているのだが、それが無くなった時のためのヘアゴムを欲しくなったのだ。この明らかに不必要なヘアゴムを10THB出して購入した。ちょっと民になった気分だ。髪が伸びているとはいえ、まだ結ぶには短いので、摩擦係数が高めのまさにゴムって感じの100個くらい入っていて10THBの安物のヘアゴム。パタヤ1号からもらったのと同じもので使用感は2日間かけて試してある。「ヘアゴムどこかに売ってないかなー?」と思いながら、つまり民としての物欲を持ちながら歩いてみたのだが、男として生きていればヘアゴムなど、もっと言えば、化粧道具、服、サンダルすらも不必要なゴミに見える。ヘアゴムを一例にもっと不要なものを欲しがる心が拡大すれば・・・、とショッピングが大好きな女の気持ちの一部を理解できたような気がする。

店の手伝いが終わったので深夜0時ごろ、また歩いてWSのLucifer。パタヤ1号と二人だったのでボトルを控えて、一杯170THBもする高級ウイスキーで。2杯飲んだところで、「パタヤ1号がボトルキープを頼んでやる」と言い出し、ボトルに切り替えた。飲んだねー。ほぼ一人で半分空けちゃいました。5時間くらいかけてですけどw

ホテルに帰るが、パタヤ1号、受付とごにょごにょ話してJF Freeに。「ワシは無料。他の女は300THBな。」と言って笑った。ホテルのコンシェルジェはパタヤ1号に俺のマジメッぷりを伝えて欲しいくらいだよ。

songkranpattaya.jpg

4月19日、パタヤ・ソンクラン最終日。Sai Nueang(Beach Rd)全面通行止めの歩行者天国、3km総ソンクラン状態。Sai Nueangの数百メートルに一つ、簡易ステージが建設され、タイ・オールドソング、タイ・現代曲、グローバル流行モノなどが、演奏されている。消防車も数台出動し、民に向かって放水。海を横目に、降り注ぐ太陽とソンクラン水攻撃が爽やかなパタヤ・ソンクランお試しあれ。三大馬鹿イベント、ゴーゴー、ディスコ、ソンクランはパタヤが一番であろう。

我々はパタヤ1号が呼び出した御付のものとホテルのロビーで合流。護衛の二人が銃器をホテル前で購入し、装備を整える。私は信条的に武器は買わない。平和主義者だからではない。夢と薬と武器は買うものではなく、売るものだという信条だからだ。「俺は銃は買わないよ、それは俺が米国軍需産業の株主であることと矛盾するからだ。」 なんていう小粋なジョークは、彼らには通じそうも無いので、またしてもここでつぶやく。Soi 8のホテルからメインストリートのSai Neangに出るまでの数百メートルの間に既にずぶ濡れ状態。両側にあるバービアとレストランに潜むゲリラ部隊が放つバケツ・ナパーム弾の破壊力の前に、私のズボンがまた水を吸収して重い。

シーロムソンクランに比べれば、範囲が広い影響か、パタヤソンクランの人口密度は低い。人口密度が高まるのはステージ、放水車などの障害物周辺で、ここを通過する時は集中砲火を浴びる可能性がある。あまりにもズボンが重いので、出店で短パンを150THBも出して購入した。無駄な出費だ。ソンクランに短パンと日焼け止めは必須と覚えておこう。御付のものの弾薬が早くも切れたので、コンビニで氷ショック・ショットを購入。弾薬の入り口が狭いので装填に時間がかかった。露天でのビールは、コンビニで買えば30~35THBのビールが40THBもする。だが弾薬の補充をしてくれるというサービスがついているので、コンビニで買う7THBの水と足し算するとちょうどArbitrage Freeになっている。ソンクランのエキゾ部隊は、ウドンタニでは横取りネーさん一族10名、バンコクでは日本人丸腰部隊4名、パタヤ・ソンクラン遠征隊は総勢3名と少し寂しく、シンガポールのハーレムナイト軍団を引き連れて参戦したいところだ。

パタヤ1号のお友達と旦那さんが出店している屋台で夜までお手伝い。タイの男働かないね。一応、万引き防止の意味くらいはあるだろうが、後ろで見てるだけで、接客と販売は奥さんとパタヤ1号と御付の3名が行っている。夜は昨日のLuciferに入れたボトルの残りを飲みに行く。夜はSai Neangの交通規制も無くなると同時に水攻撃も止む。パタヤ・ソンクランは終了だ。(WSでは一部、水鉄砲と白粘土ゲリラが居るが小規模)

5人で飲むとボトル半分はすぐになくなるなぁ・・・。まだご予算あるので、もう一本入れちゃおうか、と頼んだら、またしても出た、男のプライド。お友達の旦那さんが出資! 人の酒はうまくないですか? あっ、すいませんねぇ・・・ペコペコ。 どうだ? 男が登場したら必ずたかってるくらい俺は努力している。がしかし、昨日の飲みすぎが効いていてすぐに眠くなる。深夜2時前に一人で撤退。ソンテウで帰る。最終日なのに爆発しきれず、おっさんの体力の限界でした。

バンコクへの移動日、パタヤ1号の家に洗濯物を取りに行く。Sai Songから北上するソンテウは、Sai Song最北端のラウンドアバウトから行き先が分岐している。パタヤ1号はその行き先の分類がわかるようだが、外国人である私には行き先がわからない。「暑いから、ゆっくりしていけよ」的な感じになり、パタヤ1号の部屋でしばらくゴロゴロし、バス停に向かう。昨日のディスコ代の出資者とひったくられた時の対応を評価して、最後のお小遣い、今回は2倍だ。

【愚民の欲】
2013.04.23 わが闘争 上 民族主義的世界観 5/7 ~大衆のコントロール
2013.04.02 タイ全土落下傘計画 15/17 ~農家の男
2012.11.30 北京・ハルビンに行ってきました 13/13 ~必要以上に美人なタクシードライバー
2012.08.09 マキアヴェッリと君主論4/4 ~君主と臣民
2012.04.18|真面目系クズについて 1/2
2012.01.06: 競争と公平感 市場経済の本当のメリット 2/3 ~素質
2011.11.30: 利休にたずねよ3/4 ~茶の湯の極意
2011.10.13: 日本中枢の崩壊 2/2 霞が関
2011.07.22: 死刑囚 最後の一時間 2/2 ~死刑囚
2011.03.01: アジア発展の構図 ~出遅れた国々 4/4
2011.01.20: 項羽と劉邦 ~広大なる中国大陸
2010.11.25: 初等ヤクザの犯罪学教室 ~割に合わない犯罪
2009.12.29: 何のために生きるのか?ふと考えるときがある
2009.05.07: 幸福感と欲の関係







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