第5次タイ攻略 後編 6/14~落下傘部隊と私の位置関係

リーラムプーン奇襲隊「飯でも行くか?」 はいはい、仰せの通りに・・・、走り出して5分もしないうちに、会話がまずい方向に・・・

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リーラム 「バンコクでは、誰がお前をTake Careしてたのか? チュームか? お前のガールフレンドの・・・」
俺 「チューム? 誰だ? 知らないな・・・」 *タイっ子は4つの名前を持っている。店での源氏名、英語のニックネーム、タイ語のニックネーム、本名だ。このうち本名はあまり使われない。私は店には行かないので、源氏名もあまり知らず、ニックネームの2つを教えられることが多い。逆に連中は源氏名とタイ語のニックネームが主流なので、英語ネームしか聞いていないと、本当に誰のことを言っているのかわからないのだ。
リーラム 「おい、とぼけてんのか? イライラする奴だな。お前のFacebookに何度か投稿していたぞ!」
何人か投稿していた奴がいるだろ・・・、タイ文字でアカウント名登録している奴居るし・・・、タイ語読めないし、わからないし・・・。
俺 「チュームという名前は本当に知らないんだ。」


リーラム 「X階の店で働いていて、彼女が初めて店に来た日にお前が指名をし、このくらいの髪の毛で、お前の部屋に行ったということを知っている! ガールフレンドなんだろ? チュームに会いにバンコクに来たんだろ?」
俺 「ぁあ・・・シラチャ2号のことか・・・。ガールフレンドかどうか確信はないが(思いっきりI'm not sureの直訳だが)、シラチャ2号はバンコクには住んでいない。シラチャに住んでいて、バンコクで主に遊んでいたのは2・4期ハーレムナイト女主人だよ。2・4期ハーレムナイト女主人とは、もう2年くらいの付き合いになると思うけど、とても良い"友達"だよ。」
リーラム 「2・4期ハーレムナイト女主人とも付き合ってるの? アイツとやったのか?」
俺 「いや、何もない。長い間の友達だ」
リーラム 「チュームとは何かあるんだな?」
俺 「ある。バンコクでは会っていないが、シラチャで彼女の店に行ったよ。」 (正直だなー俺w だが誰のことだか本当にわからなかったので、意図的にとぼけていた部分は若干省略されているにすぎない。そのトボケが無ければ、あやうくパタヤ1号の名前を出すところであった。)

*リーラムという響きが気に入ったので、リーラムプーン奇襲隊の名をリーラムと改めよう。いきなりリーラムと書くと何のことだかわからないので、このくらいのタイミングで改名だ。

シラチャ2号とリーラムは店が同じだったのを、たった今思い出した。むぅ、まさにあの時、店の中でズラッと並んだ嬢の中にリーラムが居たとはなぁ・・・。かなり詳しいのでシラチャ2号と部屋が一緒だったのか。そして思い返せば、2回しか会ったことがないのに、「タイで遊ぼう」というオファーは、他の嬢から何かしらの情報をもらってない限り、やすやすと「うん」とは言えないわなぁ・・・。リーラムとは少なくとも3回遭遇していて、そして私という人間がどういう人間かを既に知っていたのだ。しかし、逆にとらえれば、2回ハーレムナイトの場に居ただけで、その他本当に何も無い(しつこい?)のに、「タイで遊んじゃおう企画」が成立するのが、まさにハーレムナイトの広告効果と私が主張しているものなのである。カッページのタイキャバで普通に遊んでいる諸君には、同じようなコストがかかっているにもかかわらず、絶対に真似できない芸当なのだ。さらに言わせてもらえば、私の母のように地球の歩き方のスポンサーの意向通りに、そしてそこらの殿方のようにG-Diaryのスポンサーの意向通りに、バンコクで遊んでいる諸君とは、次元が違うタイの楽しみ方なのだ。タイ人の奥さんをもらった友人も何人か知っているが、彼らとてここまで広くタイの深部(奥さんの実家近辺は可能だろうが)に迫るのは簡単なことではないと思うぞ。

と余裕をかましてみたものの、レストランについても、引き続きリーラムによる余罪の追及が続いている・・・。
俺 「私は喧嘩を望まない。」
リーラム 「本当は怒ってないよ、ちょっといじめすぎたか? これは喧嘩ではない。ボスは私だからな。」
俺 「Yes. True・・・」 (おそらく私の顔が引きつり、卑屈な表情でこの返答をしたのだろう)
リーラム 「おーい、そんなに真剣な顔をするなよ。冗談だよ、冗談。笑ってくれよ。」

冗談では済まない話だし、笑えない。今、この地で私が一番怖れているのは、リーラムを怒らせることだ。卑屈な態度に出るのも無理は無い。置き去りの刑、すっぽかしの刑だけでなく、実際"すっぽかし"はしないまでも、会う前に電話無視の刑を30分やられるだけで、こちらが受ける不安は相当なものになる(それも無く、バスが止まる場所で待っていてくれたリーラムに低頭してしまう私の立場は自然だろう?)。タイの地、特に深部では立場がこのくらい逆転する。どこにいるのかも明確にわかっていない私に対して、リーラムは、やろうと思えばなんでもできる。危機的状況を自ら作り出しているのではあるが、それゆえに「タイ全土落下傘部隊は、私の翼となり、私の守護神となっている」とも言えるのである。

リーラム 「楽しんでる? ちょっと心配だな・・・」
俺 「大丈夫ですよ・・・、昨日の睡眠時間が短かったので、少し眠くなっていますけど・・・」
リーラムが怪訝な表情で 「今日は飲みたい気分なんだけどなぁ。眠いならしょうがねぇか・・・、そろそろ行くか。」
俺 「へぇ・・・まったくもって申し訳ありません。今日寝れば、明日はもーぅ、バンバン飲みますよ。このボトルの半分くらい飲んじゃいますよ、えぇ・・・」 (卑屈な表情してたんだろうなぁw)
リーラム 「それにしても・・・。前は日本人の彼氏と付き合っていたのだが、ここ(リーの地)まで来た外国人はお前がはじめてよ。そのことを嬉しく思うぞ・・・
俺 「はい、光栄にございます」

900THB弱(安いw)、お食事(例の3点セット、前菜、スープ、メイン)+ビール2本+ウイスキー、だがウイスキーボトル1/5程度しか飲めていないほど、私は精神的に追いつめられていた。(そういう精神状態だとお酒って飲めなくなるものなんですねw)

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