初フィリピン・マニラ編 12/14 ~フィリピン人の特異な味覚

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フィリピンの民は、自分達の要求をする権利を持っている。「アップルのiPhoneは高すぎる!」とフィリピンの民が言えば、Cherry Mobileが販売されるほどの市場規模、シンガポールと違って、フィリピン一国で人口1億人を有しているからだ。

B&Aで食事の店内持込もOKだというので、近所のマクドナルドでハンバーガー3つとポテトを買った時にも同じ事件が起きている。
一番安いのは、ハンバーガーじゃないバーガーで、Berger Mcdo 29PHPが販売されている

マクドナルドがフィリピンでシェアNo.1になれない理由
http://blogos.com/article/69183/


ホテルも快適で快適な街なのですが、唯一の不満が食事です。どうやらフィリピン人は甘い味付けが好みのようで、ハンバーグでもソーセージでも魚でもすべてソースが甘いのです。フィリピンはマクドナルドがシェア一位になれない国として有名らしいですが、それもジョリービーというローカルファストフードチェーンがフィリピン人の好みをしっかり掴んでいるからだと言います。ちなみにジョリービーのグループにはMang InasalというチキンBBQのお店もあって、ここもご飯のお代わりし放題ということで急激に店舗数が増えているそうです。

Mang Inasalはマニラ香里奈と既に行ったことを記述してあるローカルレストランである。マクドナルドも最大手ファーストフードとして、ローカライゼーション戦略は取っているはずで、その一つが私が購入した29PHPバーガー、価格を落として客を引き寄せようという企業戦略なのである。ただし、味はここで書いてあるような、フィリピン人好みの甘い味付けではない。バンズ、薄いパテ、マスタード(正しくはバナナソースだが味が無いソース)だけの廉価版ハンバーガーで肉の味わいも今ひとつで塩が効いていない。ビールのお供にと思って、わざわざ甘いビッグマックではなく、ちょっと塩っぽいハンバーガー2つも注文したつもりだったが、私の期待にまったく沿わない味であった。

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フィリピンローカルフードのご紹介。後半編

1.Botong's Bistro
A-Avenue Makati Ave. Poblacion Makati

Bistek w/Talong 149.95PHP (ビーフステーキを思わせる名前ですが、牛の細切れと無味の茄子の油炒め、これ意外に○です)
Chiken Adoloo w/Shanghai 149.95PHP (Shanghaiというのは小さな揚げ春巻きです △です。)

2.Max's チェーン店

セレブレーションをやってくれるのが売りです。そのせいで店内が子供にあふれ奇声を発していてちょっと迷惑です。
Kare-kare 359(+12%VAT)PHP (フィリピンのオックステイルスープです。インドネシアのオックステイルスープSop buntutは、インドネシアに行ったら必ず食べるほど美味しいのですが、kare-kareは文化の違いを感じた絶望的な味です。Bagoongというフィリピン味噌のようなものがあり、それを混ぜていただくようですが、その味噌をつけても許せず。我慢してオックステールの全パートを一口ずつ食べましたが、それが我慢の限界でした。×です。)

カレカレ+ライス2つでネット443PHPの損害。

3.Jollibee チェーン店

さ、どんな味のハンバーガーかなー? 絶対まずいと分かっていながら「マクドナルドがフィリピンでシェアNo.1になれない理由」に触発されて、突撃しました。マニラ香里奈のお勧めはフライドチキン&ライスでしたが、私は絶対にバーガーを食べると決めていたので

YUM Burgerのセット64PHP+。ちなみに単品だと28PHPです。この値段でやられるとマクドナルドも普通のハンバーガーはマニラ・Amorsolo支店価格で、42PHPもする高級品なので、ハンバーガーの価格を落として販売すると赤字が出てしまう。これを意識して「ウチは本家なんで」お高くとまって、廉価版ハンバーガーであるBurger Mcdoを1ペソ高い29PHPで販売したのでしょう。ちなみに現地の読み方は大阪弁の「マクド」と同じ発音です。 ○です。マクドナルドの普通のハンバーガーは◎です。こういう基準ですからね!フィリピンのお食事は。

マニラ香里奈が頼んでいたのが、
Burgersteak with Rice のセット135PHP+。マニラ香里奈が卵もライスも付いていて得だといいますが、僕のセットの価格は2倍もする高級品です!僕の嫌いな東南アジアで見かける肉にかけるソースがかかってる写真が掲載されていました。このソースも同様に絶望的な味がします。マニラ香里奈はまず一口食べて「うーん、やっみー」と言って微笑んでいました。私は食べる前から100%まずいことがわかっているので、文化・味覚の違いを強烈に感じました。マニラ香里奈は、「こんなに一人で食べられないよ、一緒に食べようと思って頼んだの。」と信じがたい言葉を発しながら5切れほどのバーガーステーキを口の中に突っ込まれました。「いや、マジ、バーガーあるし、ホントお腹いっぱいだから・・・」と言いながら我慢です! ×です。

「マクドナルドがフィリピンでシェアNo.1になれない理由」では、フィリピン人が甘い味が好きと書いてあるのですが、コーヒーは日本含むアジアで甘いコーヒーが人気だし、私が×を出したカレカレは甘いというより味が無い、YUM BurgerもBurger Mcdoも味が無いのです。塩が効いていないのが、全般的な印象です。日本人である私は特に東南アジアの香辛料の代わりに塩で保存する料理に慣れていますから、これがまた味がふぬけた印象を与えてしまうのでしょう。

フィリピン料理を散々酷評していますが、Leche Fran(プリン)は、◎です。従来、私は甘いものにはかなり厳しいですが、価格加重で評価します。ちょっと甘さが強すぎる気もするのですが、東南アジアでスイーツはかなり貴重なので、3-4回25PHP出して買ったという実績がございます。ただし、東南アジア基準採点です。日本のコンビニスイーツには勝てません。値段は1/5だから価格加重で考えれば、同等くらいの価値はあるはずです。

ということでこれ以上フィリピン料理探求するの止めよう・・・。マニラ香里奈に悪いしな・・・Kare-Kareとか絶望的すぎて、口が固まってしまいましたからね。お勧め料理も教えてもらっていたのですが、今回はこの辺でおしまいにしておきます。

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