債券投資(為替・金利・クレジット) 一覧

無念�、資金ショートじゃ�。
欲望に負けたのと違う! 家賃前払いのデポジットを要求されたのだ。

何が嫌って、

資金ショート

外国から金をここまで持ってくる必要ある。為替Spread・送金手数料を払う

給与が入る=余剰資金ができる

この国の通貨を持つつもりが無い。

外国へ金を持ち出す。2回目の為替Spread・送金手数料を払う。

なんだかアクセル踏んで、ブレーキを踏んでいる感覚でとっても気分が悪い。

結局、1000SGDあたり5723.49HKD 内20HKDはFeeで調達した、

Interbank Mid 5.643136 だから1.4%も取ってる。HSBC~!

3000SGDしか買ってないとは言え、許せんな。40SGDって飯が10回も食えるではないか!!
緊急性があったから、まあ良いか。

普段、運用についてばかり真剣に考えていて、消費については考えないせいか、
送金、預け入れ、投資、これらのグローバルオペレーションは、慣れたものですが
引き落としのグローバルオペレーションは、記憶の限りでは初めてです。

銀行のカードさえ持っていれば、世界中どこでも現地通貨でおろせるのですよね。
すっかり忘れてましたよ。


日本で私がやっていた消費に使う為替交換方法

1)証券会社で外貨MMFを買う。
 (USD,EUR,AUDなどのMMFがある主要通貨であれば日本ではかなり安い調達方法)
 1-2)送金手数料無料で現地銀行に送る。
    現地で、現地銀行のATMで下ろす。
 
 1-3)現地銀行の口座が無い場合は、Citi Bank東京に送る。(Citi Bank外貨預金対応通貨に限る)
    そこでトラベラーズチェックを刷る。(無料)
    現地の銀行で現金化。

2)証券会社で買えないエマージング通貨
 2-1)現地の空港でクレジットカードを使ってキャッシング
    かなり良いレートで円決済(最近はそうでもないと言う報告がちらほら)されるので、
    旅行期間中の金利には目をつぶり、帰ってからカウンターで即返金。

とまあ、こんな経験しかないものですから、1%超えの為替のSpread�人生で初めて!

中国の銀行にはBranchとSub Branchがあります。
先週まで、Sub Branchでも為替業務を扱えましたが、なんとこの1週間で、私に断りも無くルールが変更されていて、
Sub Branchで為替の交換が出来ませんでした。
Branchに1回送るので、1日待て、あるいは、Branchに直接行けとのこと。

うーん、急に言われてもねぇ。色々用事あるんだよね~、こっちも。

Bank of Chinaでは口座開設はOKだけど、Internet Bankingの申し込みは5月まではできない。
今システム統合の最中だから5月からはOK。だけど店頭申し込みね。

Internet Banking無し、電話で英語も通じないかもという環境では口座開設は断念せざるを得ませんでした。

結局何もできないまま、フラフラと街へ出かけました。深圳の老街はもはや渋谷センター街。こんな感じです。
Laojie.jpg
実際に店に入ると109状態。客はほぼ全員女というなんとも"軟派"な場所だ。ただ、それで終わってはいけない。
私が入ったビルは、美容ビル(ネイル・フェイシャル・美容院・マッサージ・刺青)で、軟派な場所ではなかった。

まず入り口の1階が、廃墟ビルのように、明かりがついていない。2階に上がると明かりがついている。
(香港・マカオ生活で廃ビルに抵抗感が無くなったものの、通常日本人感覚ならば入り口で間違いなく撤退ムード)
トイレは真っ暗闇。ちょっと怖い。"大"は無理。
マッサージの途中で停電。ビル全体が暗転!! すげぇ状態だよ。ホント。

そして、夜はサウナ。
泊まるつもりは無かったが、為替の取引が2日間かかってしまい、明日また来ることを思えばやむを得まい。
マッサージ、シャワー、ビール、お泊り、全部込みで、188RMBポッキリ。安い!!

ストリップス
STRIPS(Separate Trading of Registered Interest and Principal of Securities)

解説書には、利付き部分と元本部分をわけることができる債券というわかりにくい説明をしていますが、要は割引債です。

日本の割引金融債の経験が下手にあったゆえに、割債の買値は90円台というのが我々の常識でした。
日本とUSの絶対的な金利水準の違いと超長期ということもあり、30で買って満期まで持てば100になると説明され
本当かよ?3倍??という感覚でした。(実現は20年後なんですけどね)

30という買値はとにかく衝撃でした。

初めて買った債券のわりに、いきなり20年超のDurationとは知らぬが仏。
幸いにも、これは、サブプライム危機の後、去年の年末に利食わせてもらっています。
98年に30.34で買って、去年55.3で売ったから約10年間で、6.6%の利回りと苦しゅうない。

日本の税制が関係ない今、割債にこだわる必要は無いのですが、今でもやっぱり、好きです。
年限の長さがダイレクトに価格のVolatilityに効いてくるのでRiskをenjoyできる。
複利で回るから投資効率が良い。
期中のキャッシュフローが無いから損益計算が楽。


南アフリカ国債 SOAF 9.125

これは割債では無いのですが、おいしかったです。
99年だったと思いますが、新発100で買って、利ぐったのが2004年118。
今流行りのランド建では無く、ドル建てで、当時は南アのCreditが高かったのでしょう。Initialで9%越。
南アの格付けが、買った後に運良く上がって、ジワジワと値段も上がっていったのでバシッと売りました。


DDB(Deep Discount Bond) アジ銀 AUD 1% 2013年償還

日本の税制が関係ないと、DDBにあまり用事は無いのですが、AUD建の割引債って探すのが難しいのです。
だから、今でもAUDの債券投資だとついついDDBを買いたくなる。
これはあんまりうまくいっていません。
最初のコミッションと利上げにやられて、実際リターンは為替分だけですのでMMFの方が良かった。
償還まで持ちきっちゃっても良いんですけどね。


債券投資が好きな理由がもう一つあります。それは負けたことが無いから。

Default Eventに当たったことが無いことも一つですが、国債が主なのでCreditはあまり関係ありません。
Yieldは以下の通りで、Yield右肩下がりのチャートでBond Holderは負けるわけありません。
近似直線から上に出たところで買って、下で売るといったTradeで金利のVolatilityもしっかり取れます。
時間を逆走させたチャートだと死亡ですがね。そんな時代が来ることもあるでしょう。

USD 10Years SWAP Rateの推移(国債のカーブも似たようなものです)
usswap10gpcm.GIF

タイ中央銀行が3月3日付で資本規制を撤廃すると発表したのを受けたオフショア市場ではタイバーツが下落、
タイ国内市場の水準に近づいている。
thbon-offspread.GIF
白がオフショアレート、赤がオンショアレート。

この背景は

タイバーツは、2006年以降の上昇を受け、2006年12月18日、短期外貨流入規制政策として
投資取引に対して、顧客の外為銀行がバーツ購入に応じる場合、投資資金の30%を中央銀行に供託することを義務づけ、
1年未満で投資を回収する場合、資金の10%が没収される。

19日の株式市場の大暴落を受け、株式投資目的の為替取引は対象外とすると、わずか1日で規制緩和した。
setgpcd.GIF
タイ国内の銀行に対し、オフショアバーツ(NDF取引)を禁止する規制強化を行っていたので、タイバーツは
オンショアとオフショアが完全に分断され2つの値段がついていた。

1年以上にもわたって、10%近いスプレッドは存在していた。
今となってはもう遅いが、去年タイに旅行に行っているにもかかわらず、この取引を試みなかったのが悔やまれる。

中国ファンド�、これも小学生の頃だっただろうか。
一族家は、その当初から中国の成長性に目をつけ、他家に先んじて�
というかっこいい話ではなく、チュウコクファンドと読み、中期国債ファンドという国債運用です。
中国ファンドは、今となっては、MMFに吸収され、その名前を聞くことは無くなった。
だから、証券史上に残る画期的な商品にもかかわらず、同い年でこれやってたと言う人はあまり居ない。
中期国債を中心に運用され、一ヶ月の一度の分配があり、金利水準は、銀行預金より良かった。
一族家では、殆ど全ての銀行預金を下ろし、それを中国ファンドに移す計画が持ち上がった。

当時、この中国ファンドのダウンサイドリスクについて、国債の値段が下がったら損するという感覚はなかった。
販売証券会社がつぶれる時、元本割れだろう と間違った考え方をしていた。

国債で運用しているため、持ちきれば、必ず元本は戻ってくる。取り付け騒ぎが起きて
無理矢理売ると、Durationが襲ってきてやられるという意味で正しいのだが。

数件の元本割れの事例(類似商品のMMFを含め)があるが、それは実際につぶれたか、噂による取り付け
騒ぎが起こったことによる。ただ、結果は、騒ぐほどのやられでないし、その直前に異常な金利をつけていた
時点で投資家側が気づくべきであったはず。
そして、中国ファンドのダウンサイド以上に、銀行の預金者還元の低さに疑問を持つべきだろう。

世の中のバリエーションはさておき、一族家では、銀行預金は、かなり"割高"と判断し、
計画は、中国ファンド、MMF、公社債投信という債券型ファンドに投資するという方向で実行された。
一族家における銀行の役割は、日々必要な"小金"を入れておく決済機関に成り下がった。

私の銀行に対する"蔑み"はここから始まっている。

日本の銀行は、投資家を相手にしているビジネスモデルでは無いので、しょうがないのですがね。

そのクセ生意気に、投信を売ってたりするからチョイと嫌がらせしてやりましたよ。
「このインド株投信は、ADRですか?それともインドに上場されている株が入っているのですか?」
もーう、窓口のネーちゃん、顔色真っ青になってたから、担当のオジサンが出てきた時点で
「ここは本店の投信窓口ですよね?御行で売ってる商品について聞いているのにどうしてすぐ答えられない!?」
と追い討ちしてやった。

それともう一つ。
株屋の中には、こんなヤツもいる。「銀行落ちたから、証券会社に来た。」
結構良く聞く話だが、この場を借りて、あえて言おう。

てめーは、銀行で決済でもやっとけ!
神聖なる株式市場から退出せよ。

一族家では、相続・贈与税がらみのネタが夜な夜な真剣に議論されていた。

一般家庭では、このような話題を口にすると、親御様が
「自分が死ぬことを想定して、生前贈与なんて言語道断。わしゃピンピンしとる!
貴様に残す金など一銭も無いわー!このボケッ!」
と怒られることもあるらしい。

そこで出てきたのが割引金融債
 ワリコー、ワリチョー、ワリトーと呼ばれた、今は無き興銀、長銀、東京銀行が出していた
 無記名式の割債である。
 キャッシュを銀行の貸し金庫に突っ込んでおくこともできるが、それは金利が貸し金庫代分
 だけマイナス。
 一方、割引金融債は金利が付き、紙一枚で1万円額面から上は一億円近くまでありコンパクトにまとまる。

 これ、許されてたんですよ。昔は。名前、住所、ハンコ、保険証一切不要。
興銀に金持ってくだけで証書くれるのよ。
すごいでしょ?
 しばらく、金を名義不明のまま、眠らせておいて利息がつくという。
 (この利子は課税対象(18%でちょいと有利)で、最初の買い付け価格に織り込まれています。)

一時払い養老
 マル優という言葉をよく耳にした。利子に対して20%のIncome Gain Taxが徴収されるらしいと。
 基本廃止になったマル優は、実は今でも一部残っている。
 障害年金・児童扶養手当受給者(母子家庭)は受給者1人につき350万円までIncome Gain Tax非課税。
 この低金利下では、あまりおいしくないが、高金利になった暁には、年金資産分与離婚ならぬ
 マル優離婚が勃発してもおかしくない。
 尤も、経済合理性を求めるなら、相手の女性には結婚せずに母子家庭になっていただき、
 児童扶養手当、生活保護、公団住宅優先権をふんだんに行使しながら、自分の名義の
 ベンツを乗りまわしてもらうのが、一族としては、家庭の主婦で安住されるより潤う。

 話を一時払い養老に戻すと
 これは生命保険であるから、貯金ではないという触れ込みで、実質貯金と殆ど同じエコノミー
 を保険ビークルに載せる事で租税回避するという商品であった。
 5年を超えると生命保険とみなすということで、きっかり5年超の商品ばかり一杯あった。
加えて50万円以内だと非課税だから、名義分散はこういう時に役に立つ。

 「6%だろ?銀行金利に直したら、7.5%と等価よ?」
 と利回りはこんな感じのレベルでした。

 それに加え、当時はこの保険の競争が厳しく、各社が競って高金利を出していた。
 実際詳細は覚えていないが、おそらく、各社のクレジットリスクは取っていたのだろう。
 弱小保険会社ほど、逆ザヤの温床を増やしたがるスパイラルでかなりな高金利を提示していた。
 そんな中、今は無き千代田生命の一時払い養老に手を出していた。
 破綻が噂され始め、一族家では殆どが無事償還を迎えたが、数本は、支店長の「わが社は大丈夫です。」
という太鼓判を押しのけ、強引に途中解約した。素晴らしい相場観だ。

実は、投資一族というWebの名前の由縁はこの投資である。
株式バリエーションだポートフォリオ理論だも良いが、実戦では税制が絡む。
消費節約から節税を駆使した一族投資は一族の資産をMaximizeすることに
基を置いている。

悲しいことに、一族の中でも、これを理解している人間は少ない。
私の妹は、幼少の頃、親の財布から金を盗んだ。
一族資産運用に携わる人間としてあるまじき行為であり、私は一生忘れることはない。
この盗みの手口も実に、こすずるかった。

妹と私が母君に呼ばれた。母君が我々に訊ねた。

「私の財布から金を抜いているヤツがいる。一度にまとめてではなく、十円百円単位で
何回かやっている。こんなことを親父がするはずが無い。お前ら二人のどっちかだ。
誰だ?」

数十円ならバレない?
そんな、アマくねぇって。俺は子供ながら、体で知ってたよ。

ついに1USD=100JPYを割り、ぶち下がる株式市場を横目に、まだもうちょいこのトレンドが続くと思うので
お楽しみは後で取っておくこととして、現時点で触れるのは止めときましょう。

原点回帰の上海旅行を機に、投資の原点を振り返るという意味で、幼少の頃を思い出してみようと思う。

小学校一年生
月に一度のおこづかい制が始まった。一ヶ月200円。
母君が言った。
「この金をどう使おうが自由だ。毎月200円使うもよし。何ヶ月か貯めて高額のものを買うもよし。」

私には妹が居るが、同じ環境下で教育されたにもかかわらず、このこづかいの使い方は
小学生にして既に違っていた。
私は小さな買い物はしなかった。妹は、もらったその日に全てを使い、家に置いてあるような駄菓子を買っては食べていた。

これを見てまた母君が言った。
「ここに通帳がある。この数値を見ろ。ここに利子とある。使ってしまえば何も残らないが
金を銀行に預ければ、一年後には自動的に金が増える。」

続けて言った。
「正確には銀行より郵便局の方が利率が良い。だけどそのことは友達には言うな。
この街は銀行員が多い。そんなことを言うと友達も気分を害するかも知れん。
こづかいが1000円たまったら、私が郵便局にあずけてやろう。1年放っておけば金が増えるぞ。」

お年玉やこづかいを郵貯に突っ込んだねぇ。
増えていく残高と4月1日に記帳される利子を見て嬉しかったなぁ。
当時は普通預金で4-5%程度あった。

次に母が出してきたのが、民間銀行が「絶対マネできない」吠えた郵便局10年定額貯金。
(半年後から行使可能なAmerican Swaption付10年国債みたいなもの。)

確かに恐ろしい商品で、10年は利回りが固定で回る。
解約は6ヶ月間はできないものの6ヶ月以上経つと元本保証で解約できてしまうという。

これは桁をさらに上げ、1万円単位で突っ込んでいたものの
1990年代後半に満期を迎えた10年定期は、6%超で回り続けていた。
ピーク時は、8%超で、10年で2倍のリターンだった。

今の超倹約型のライフスタイルはこのようにして培われたのだと思う。
ケチと言われる事にたいして、母君を恨むことは無い。
なぜならば同じ環境で育った妹が私とは対照的な金使いをしているので、これは先天的な性格
がもたらした必然であると考えている。

マルサの女で、山崎勉が言った。
「水が一滴づつ、グラスにたまる。貧乏人はグラスにたまった水を飲んでしまうだろう?
俺は違う。グラスいっぱいになるまでじっと待って、あふれてくる水をなめるんだ。」

なかなかお気に入りの台詞です。

やっぱり、香港は暖かい。上海の意外な寒さに驚きました。

まず、中国に、持ち込める現金ですが20,000RMBです。
 それ以上は申告が必要です。と機内でもらった入国書類に書いてある。
 知らねぇーよ、そんなことは。事前に言ってくれー!

 嫌ーな予感がしたので、飛行機の中でカバンのさらに奥底へキャッシュをしまう。
 空港はガラガラにもかかわらず、入国審査以降の税関は素通りというザルな状態。
 なんだよ~。

キャッシュを持ち歩きたくなかったので、ついた翌日の午前中、早速、ICBCへ。
一個目の支店 南京西路 フェラーリショップの前
(漢字でフェラーリだぞ。標識でつぶれているが、法拉利って書いてある。その横はマセラティと読める。)
ferrari_dealer.jpg
行員は、おばちゃん二人で、英語も話せない。
お客様がたまたま英語が話せる人で、通訳してもらったが、ここでは預金できないとのこと。

2個目の支店

バブリー、メリディアンの裏にある支店で、ここは若い英語の話せる女性も居る心強い支店。
話には聞いていた銀行にいる怪しい両替オジサンもいた。「ジャパニーズ??レンミンビー?」
などと意味不明なことを言っていたので「不要(ブーヤオ)」とかましておきました。

ようやく無事預金できました。
が、私のICBCは上海のカードではなくシンセンのものなので、なんと預金に手数料がかかり50RMBのロス!
イテェぞ、こらァ~!
しかも、預けすぎて遊び金が無くなり、翌日金を下ろしたら、1500RMBに対してなんと15RMB!
おーぃ!
儲け過ぎだぞICBC。割高だけど株買っちゃうぞ。まったく。
さらに、中に置いてある、HKD to RMBの交換は省が違うから出来ないだと。
省を跨ぐと、全てが変わる中国ではよくある話のようで、中国移動の携帯でも料金体系等が省ごと。

あきらめきれない為替取引について、最終日に外灘にあるICBC上海の総本山で、もう一度確認。
やっぱりダメだったけど、行く価値はある。下のような外見だけでなく、内装も超綺麗。
怪しい両替オジサンなど入る余地は無い。

華麗なる一族というドラマのロケもこの近所であったようで。銀行周りしているうちに自然に中国バブル見学できましたよ。
shanghaigainan.jpg

最終日、ホテルの料金をクレジットカードで精算したら両替レートはなんと
1.132006HKD=1RMB
テメー、ボリやがってこのヤロー。3%も抜いてるじぇねーか!!
もーう、中国でクレジットカードは絶対使わん!!

遊ぶだけでは無駄遣いなので、遊び金の調達を最も効率的にする方法を比較してみました。
ちょっと調査が甘いので次、行った時はもう少しがんばります。如何に安くCNYを調達するか?(遊び金ですよ。)
CNY/HKD
Inter Bank Rate
CNY/HKD = 1.0903/1.0913
CNY = 7.1455/7.1485
HKD = 7.7892/7.7899
を基準とし

HSBC Cash /1.1033
長慶マンションベスト 1.083/1.097
羅湖駅の工商銀行出張所 /1.10254

というわけで、一番良いのは長慶マンションでした。やっぱりHKD Cashを売るには長慶に限るな。
この他に、中国国内のHSBCのATMで金を卸すという方法もあるのですがATMが激込みで意気消沈。
これだとCash Rateでなく、TTSが適応されるかと密かな期待を寄せています。
マッサージ行きたかったし、あんまり時間を無駄にできなかったので諦めましたが。

寂びれた食堂で回鍋肉が驚きの12CNY(180円だぜ!)という物価の中、フラッと入ったマッサージは、
友言宣桑掌というところ。(言宣で一文字、ゴンベンとの組です、最後の文字も上は本当は合うという字)
電話8225-3498(電話するなら中国語は必須です)市外局番込みでは+86-755-をつけるとかかります。

正確にはサウナで、風呂とサウナもついていて、女性も入れます。(風呂は男女別、マッサージは一緒)
2時間、中国式(全身)で98CNY!(香港は60分で300HKDだった!!)
タイ式(118CNY)と日本式(128CNY)もあったのですが、エステ色が強そうだったので止めときました。
ちなみにエロいサービスはありませんので、期待するなら別の店へ。

固定相場制の中でも強いドルペッグであるカレンシーボード制を持つ香港。
1HKD=7.8と決められています。HKMAとその役割については下記を参照してください。
http://www.btm.com.hk/eato/Market%20Reports/HKD%20Weekly/2007/Oct%202007/appendix071022.pdf

金利は、中央銀行ではなく、市場原理で決まりますが、金本位ならぬドル本位で、為替レートがドルに固定されている以上、
理論的には、金利はUSDと等しくなるはずですが、また違いが出ています。
しかし、それはもはやアジアでは特別なことではないので、ここではその環境下における発券銀行のインセンティブを考えたいと思います。

民間銀行が発券銀行(HSBC、中国銀行、SC)を担う以上そこにはビジネスインセンティブがあるはずです。

発券銀行のインセンティブ=通貨発行差益は、通常金利です。
通貨を発行し、その通貨を銀行に貸し出し、その金利が発行費用以上あればPayするビジネスです。
通貨を発行して何かものを買うだけでは、買うたびに札を刷るので、札がだぶつくだけなので金利というショバ代を全員からせしめることになります。

カレンシーボード制では、どうなのでしょうか?
発行するHKDと等価なUSDを持たなければならないので、USDよりHKDの金利が低いとネガティブキャリーなのでは?
と大きなお世話を焼いてしまいましたが、実際は、USDの流動資産が金利を生むから、HKD金利が正ならばとりあえずOK。
ただ、実際は、長期債運用もあったりして結構リスクは取ってるらしい。

この市場原理で決まる金利を見てみましょう。

まずは、人間の作為を感じるUSDの1M LOBORの週足から。
週足チャートなんて単語をFixed Incomeの人の口から聞いたことが無いが、彼らも見るのかな??
us0001m_gpw.GIF

1M HIBORの週足。多少形が違いますが、大きく見れば似たようなものです。
hihd01m_gpw.GIF

2つのRatioを月足で。
HKvsUSratiogpm.GIF
大体1で落ち着いているのですが、香港ドル投機の影響で最近は安定して1を下回っています。
アジア通貨危機の時、O/N 400%って聞いていますが、BBGで取れるのは1Mと似たようなものでした。20%でもすごいですが。
しかし、1Mがほぼ0に張り付いた2004年もエグい。HSBCの発行差益もぶっ飛んだでしょう。
日本の0金利とは意味が違います。中国様のご意見次第で、こんなんなっちゃいます。

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